川柳 ～あすか倶楽部～ お題“ 安・政 ”

◆令和元年11月のお題は　“　安・政　”です

平成最後の皆様の投稿をお待ちしています。

りんどう（竜胆）

りんどうや　枯葉がちなる　花咲きぬ

　　　　　　　　　　　　　　与謝野蕪村

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川柳 ～あすか倶楽部～ お題“ 長・久 ”

◆令和元年10月のお題は　“　長・久　”です

平成最後の皆様の投稿をお待ちしています。

クサギ（臭木）

秋の野に　咲きたる花を　指折り　かき数えれば　七種の花

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　山上　憶良

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川柳 ～あすか倶楽部～ お題“ 永・観 ”

◆令和元年9月のお題は　“　永・観　”です

平成最後の皆様の投稿をお待ちしています。

故郷の山々を思い出す景色（モンテネグロ）

朝顔や　一輪深き　淵の色

　　　　　　　　　　　　　　　　　与謝　蕪村

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川柳 ～あすか倶楽部～ お題“ 宝・亀 ”

◆令和元年8月のお題は　“　宝・亀　”です

平成最後の皆様の投稿をお待ちしています。

夏草の　茂りの上にあらわれて　風になびける山百合の花

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　若山　牧水

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・原爆の無い　地球は人類の　宝船
・捨てられぬ　黄ばん写真　我が宝
・我が伴侶　すべての宝に　勝りけり
・下校時に　宝さがして　知らぬ場所
・亀だって　ウサギに勝った　この俺は
・世の平和　何にも勝る　至宝かな
・徳川の　かの財宝の　真否とは
・昨今は　わが宝刀も　さび付いて
・幼児期の　ブリキの宝　捨てられず
・ただの石　俺にとっては　国宝級
・マイファミリー　皆それぞれの　宝物
・何だろうを　孫の手作り　宝物
・孫いわく　亀も良いが　紙幣がいい
　　　　　　　　　　　　　　　　　　横田　光彦

　　　　　　　　　　　　　　　　

川柳 ～あすか倶楽部～ お題“ 大・正 ”

◆令和元年７月のお題は　“　大・正　”です

平成最後の皆様の投稿をお待ちしています。

少年時代を過ごした故郷のような景色

放たれし　悲哀のごとく野に走り　林に走る七月の風

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　若山　牧水

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・体罰の　正座懐かし　椅子の上

・暴論と　思うことでも　正論に

・正論も　極論だよと　蹴とばされ

・年重ね　大人になれず　子供にも

・損だけど　清く正しく　つつましく

・大盛りも　値段が同じ　つい決める

・大盛りは　あとで後悔　腹に触れ

・小心も　でかい態度で　威嚇する

・巨人に　首を垂れる　交流戦

・我が記憶　大正時代は　ただ夢二　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　田中　慶篤

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・大当たり　願て消えるが　いつも買う
・懐かしい　大蔵省の　響きかな
・語呂合わせ　大化の改新　記憶した
・正直に　言えずモゾモゾ　青春期
・昨今は　正座の後は　どっこいしょ
・遠くない　憲法改正　現政権
・正装し　久しぶりに　写真とり
・正確に　なぜか書けない　漢字かな
・正視して　じっとみつめる　孫の笑み
・師に手紙　赤ペンで修正　戻される
　　　　　　　　　　　　　　　　　　横田　光彦 　　　　　　　　　　　　　　　　　

川柳 ～あすか倶楽部～ お題“ 明・治 ”

◆平成3１年6月のお題は　“　明・治　”です

平成最後の皆様の投稿をお待ちしています。

花　影

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道のべに　清水流るる　柳陰　

　　　　　　　　　　　　しばしとてこそ　立ちどまりつれ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　西行法師

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・遠くても 明治維新は 身近なり

・明と暗 踏み間違える 高齢者

・名人と　いわれる域に　古希を過ぎ

・名人と　思える域は　遥かなり

・名人と　思う心は おごりなり

・漱石の　明暗読まずに　終えるのか

・あの人に　暗に言っても　闇の中

・暗号を　読まれ赤面　あの人に

・政治家の　道はせいぜい　過疎地かな

・不都合は　政治のせいに　楽だけど

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　田中　慶篤

川柳 ～あすか倶楽部～ お題“ 令・和 ”

◆平成3１年5月のお題は　“　令・和　”です

平成最後の皆様の投稿をお待ちしています。

春の日の午後、雑木林から白い月を望む

*

春の野に　霞たなびき　うら悲し　この夕影に　うぐいす鳴くも

　　　　　　　　　　　　　　　万葉集 歌番号4290 大伴　家持

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・新元号 令和よろしく しばらくは

・和の世代 顔見比べて 優先席

・変換で 冷和となりて ヒヤリする

・令和より　昭和がなじむ　世代かな

・みそ汁と　ご飯だけでも　和を感じ

・命令を　指示と言い換え　軽さかな

・軽々と　命令できぬ　もどかしさ

・伝令は　高校球児　専用に

・国賓に　神妙な顔　トランプさん

・万葉の　歴史の深さに　無知を恥じ

・お言葉に　風格感じ　安堵する

                                              　　　　　　　田中 慶篤

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・新嘗祭　和裁の雅は　倭の美
・無理だけど　言われてみたいネ　ご令息　
・天の声　後期高齢者だと　辞令くる　
・カラオケで　指令を待ってる　俺の番
・いつの日か　和菓子食いたし　高血糖
・孫の手が　和紙のふすまを　日々貫通
・成人し　和服すがたで　夢豊か
・世の不和も　和ぼくで平和を　招き寄せ　
・AIで　苦戦の和訳も　リズミカル
・今日もまた　温和なばあちゃん　語り部を
・昨今は　スマホで遠退く　漢和辞書
・飼い猫が　平和を象徴　大あくび
・夢に見た　飽和状態　わが財布
・令の字に　雨を重ねて　零となり
・いつの日も　和らぐ心で　子に望め　
・孫たちが　命令続発　じじダウン
・不和超えて　和む和平で　温和な世
・トランプさん　杯に和を添え　大相撲　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　横田　光彦

川柳 ～あすか倶楽部～ お題“ 平・成 ”

◆平成3１年4月のお題は　“　平・成　”です

平成最後の皆様の投稿をお待ちしています。

新元号は「令和」に決定されました

初春の令月にして気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　蘭は珮後の香を薫らす

NHKニュースWEBより

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・平成の 三十年間に ありがとう！

・朝ドラの　コメント聞ける　平和な日

・成金を 軽蔑したが されど金

・平々と 頭を下げて 何を得た

・平和ボケ 日本がたどる あの夕日

・現実は　平均よりも　偏差値か

・なにもない　平凡な日に　こころあり

・ケセラセラ 成るよにならぬ ことはなし

・平凡に いまは憧れ むかしノー

・人生は 成田空港 離着陸

・成功も　失敗もやって　みなければ

・健康に　良い成分と　分かるけど

                                                 田中 慶篤

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・なせば成る　人には言うが　我が身では

・山はずれ　平均点には　ほど遠い
・ワイキキの　プールで星見る　平泳ぎ
・改元し　平穏な時代へ　わが日本
・改元前　泰平の事跡　振り返る
・災害は　平時の備えで　まず安心
・平凡が　一番倖せと　曾祖母のシワ
・ハヤブサ２　成層圏の　その先で
・りゅうぐうで　はやぶさ２が　成果なす
・孫と我　成熟方向　各各に　
・俺だよと　成りすましの　電話来た
・平和とは　乱れぬ平素の 平常心
・万葉集　平仮名つづりも　雅なり
・統一選　平伏し名前を　連呼のみ
・痴話げんか　どこまでいても　平行線
　　　　　　　　　                        横田 光彦　

平成31/令和元年度のお題は次のように決まりました。

平成31/令和元年度“2019”のくらしの川柳お題　決定！

 ◆形にとらわれず、まずは自分の思いを５・７・５で表現して投稿してみませんか？

※字余りでも大丈夫です！

 

◆投稿の仕方：下記のコメント欄に作品と氏名を記入後、送信ボタンを押してください。受信後、管理者が編集して掲載いたします。

 

◆初めて投稿される方へ：実名とアドバイザー期を記入願います。

※例　あすか太郎（３7期）

 

※但し、管理者が不適切と判断する作品はコメントも含めて、投稿者に連絡することなく削除する場合がございますので、ご了承願います。

川柳 ～あすか倶楽部～ お題“ 卒・春 ”

たけい

◆平成3１年３月のお題は　“　卒・春　”です

皆様の投稿をお待ちしています。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成もいよいよ卒業ですね。

卒業す　片恋少女　鮮烈に

加藤　楸邨

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・平成も　卒業間近　ありがとう！

・古希を過ぎ 卒寿をめざす 厚顔さ

・目立たずに　卒なくこなし　忘れられ

・根なし草　どこで卒業　するのやら

・春が来た　鼻ムズムズで　知らされる

・山桜　ソメイヨシノと　並び咲き

・あゝ卒寿　周りを見れば　知人なし

・君は若い　卒寿の人に　照れ笑い

・薄い髪　春一番に　帽子とも

・春の服　暑さ寒さも　やせがまん

・晩春の　楼蘭つつじ　乙女たち

                                                                    田中 慶篤

 

・孫多く　続々卒園　財布危機
・陽春に　花粉やインフル　日々葛藤　
・血圧や　注意をせねば　ブッ倒れ
・エ～なんで　春に妻が　厚化粧
・痴話喧嘩　今年の春も　ぽかポカと
・秘かなり　愛を極める　春琴抄
・それなりに　春日の局は　時の人　　
・卒論も　ネットで引用　そりゃないゼ
・春雷と　己の寝言で　目を覚ます　
・鶯や　春のリズムは　まだ初級
・人生は　今日も生き生き　青春感
・一年中　春眠のいやし顔　うちの猫
・乾～杯　春告草見て　連呼する
・春朗報　はやぶさ２は　匠わざ
・はやぶさ２　帰還を念じる　春の空
・熟慮して　卒業せねば　初歩川柳
・運転は　シニアはそろそろ　卒免か
　　　　　　　　　　　　　　　　　横田 光彦