あすか倶楽部 くらし川柳 お題“ 月 ” [2014/9]

◆平成26年9月のお題は“  ”です
皆様の投稿をお待ちしています
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 *映画‘ET’(1982)より

*

     ・満月で 停電の夜 会話して

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     ・月明かり 新書本が 読めました

* 

     ・節電は スーパームーンで エコライフ 

* 

     ・お月見に 豊麗線が 浮き上がり

*

     ・彼岸来て 残る四半期 追い込むぞ

* 

     ・月刊誌 美肌広告 闊歩する

* 

     ・月給 微増の数字 霧消か

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                                                岸 宣忠


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  ・年金に 増税分は 月割になし
*
  ・隔月の 年金振込 徐々に減り
*
  ・愛育の 月下美人に 心寄せ
*
  ・月給を もらていたのも 過去の事
*
  ・幼き日 月光仮面は 実在と
*
  ・我が日記 いつの間にやら 月報へ
*
  ・砂丘にて 月食見つつ 夢を追う
*
  ・我が月俸 手元をすり抜け 妻のもと
*
  ・月末に 給与をうけた 過去の事
*
  ・今宵また 月あかりに下 酌重ね
*
  ・故郷に 月遅れ行事で 懐かしさ
*
  ・月々の みんなの投稿 肝にいる
*
  ・今月も 月並みながら 投稿す
*
  ・孫に逢う 月日と指を 数えつつ
*
  ・人生は 月夜に闇夜 だから良い
*
  ・昨今は 花鳥風月 悦に入る
*
  ・観月と 洒落てはみたが 酩酊し
*
  ・体重を 今月は期待が 効果なし
*
  ・歳月の 流れの速さ 還暦に
*
  ・孫が来て 正月のたびに すねかじる  
*
  ・電子機器 日進月歩で 追いつけず
*
  ・幾年も 今宵の満月 月見酒
*
  
                横田 光彦 

*
*
  ・名月に 見とれ溝板 踏み外す

  ・かぐや姫 待っていてねと 孫が言う

  ・月おぼろ 今宵会う人 みな美人

  ・家路まで 月が見守る 千鳥足

  ・月明かり 五感溶かして 露天風呂

  ・月光に 恋し一夜の 花開く

  ・水面の 満月釣るか 池の枝

  ・月眺め 手も触れないで 初デート

                福寿そう 

*
     ・三日月は どんな月より 神秘的
*
     ・ 亡き母の 月命日に 何祈る
*
     ・おぼろ月 恥ずかしそうに かくれんぼ
*
     ・今月も 25日が 待ち遠し
*
     ・いつの日か 月面着陸 夢をみて
                                               多田 滋子

*
  ・向日葵に 寄り添うことなし 月見草
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  ・名月を そしらぬ顔で スマホ見る
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  ・ほろ酔いの 月面歩行で 家路かな
*
  ・素面での 月面歩行は できません
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  ・大月は 笑点ありて 全国へ
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  ・蜜月は 壇蜜とても 欠けて行く
*
  ・月並みな 言葉ならべて 自画自賛
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  ・月極を げっきょくなどと 読んでいた
*
  ・三日月で 視界晴れるか 琵琶のうみ
*
    ・今月も 駄洒落で濁し ひねりなし
                                              田中 慶篤

* 
  ・「元気かい」「はい月一は 頑張って」
*
  ・元気出る 偶数月は 頑張ろう
*
  ・朝帰り 月下美人に 似て萎れ
*
  ・月一が 年一になり 没になり
*
  ・没になり 月とすっぽん 手も触れず
*
  ・歳月は 同居息する 仲にさせ
*
  ・紅白の 月だけ払う 受信料
*
  ・正月は 給料ゼロと 嫌味言う
*
  ・飲み会は 偶数月で 一致する
*
  ・月曜日 日曜明けて 来る日です
*
  ・満月が 窓辺で飲もうと 誘ってる
*
  ・神無月 それでも賽銭 要るのかい
*
  ・賽銭は 出雲出張 旅費の月
*
  ・抱月は 須磨子とペアの 近代史
*
  ・現代史 月光仮面 学ぶ孫
*
  ・この涙 年月重ね 夫婦なり
*
                幸山 常男

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コメント 7

幸山常男

2014.9月あすか倶楽部「月」
「鈴虫と 蝉が同棲 する残暑」
のような季節になりました。
月は物悲しく物寂しく、すぐに句ができました。

「元気かい」「はい月一は頑張って」
元気出る偶数月は頑張ろう
朝帰り月下美人に似て萎れ
月一が年一になり没になり
没になり月とすっぽん手も触れず
歳月は同居息する仲にさせ
紅白の月だけ払う受信料
正月は給料ゼロと嫌味言う
飲み会は偶数月で一致する
月曜日日曜明けて来る日です
満月が窓辺で飲もうと誘ってる
神無月それでも賽銭要るのかい
賽銭は出雲出張旅費の月
抱月は須磨子とペアの近代史
現代史月光仮面学ぶ孫
この涙年月重ね夫婦なり

by 幸山常男 (2014-09-01 15:35) 

横田 (投稿)

年金に 増税分は 月割になし
隔月の 年金振込 徐々に減り
愛育の 月下美人に 心寄せ
月給を もらていたのも 過去の事
幼き日 月光仮面は 実在と
我が日記 いつの間にやら 月報へ
砂丘にて 月食見つつ 夢を追う
我が月俸 手元をすり抜け 妻のもと
月末に 給与をうけた 過去の事
今宵また 月あかりに下 酌重ね
故郷に 月遅れ行事で 懐かしさ
月々の みんなの投稿 肝にいる
今月も 月並みながら 投稿す
孫に逢う 月日と指を 数えつつ
人生は 月夜に闇夜 だから良い
昨今は 花鳥風月 悦に入る
観月と 洒落てはみたが 酩酊し
体重を 今月は期待が 効果なし
歳月の 流れの速さ 還暦に
孫が来て 正月のたびに すねかじる  
電子機器 日進月歩で 追いつけず
幾年も 今宵の満月 月見酒
      横田 光彦

by 横田 (投稿) (2014-09-14 09:44) 

あおによし

幸山さん、ご投稿ありがとうございました。お題ではありませんが、コメント欄の「鈴虫と 蝉が同棲 する残暑」は最高に良いと思いました。

・元気出る偶数月は頑張ろう
・飲み会は偶数月で一致する
年金受給世代…同感です。現役世代を交えた飲み会では奇数も偶数も関係ないですが…。

・「元気かい」「はい月一は 頑張って」
・元気出る 偶数月は 頑張ろう
・朝帰り 月下美人に 似て萎れ
・月一が 年一になり 没になり
・没になり 月とすっぽん 手も触れず
これらの川柳は、どれも幸山さんのエネルギーがあふれ出る句だと思います。

by あおによし (2014-10-15 18:39) 

あおによし

多田さん、今月もご投稿ありがとうございました。

・三日月は どんな月より 神秘的
そう神秘的ですね、日本の漫画のヒーローたちは、なぜか満月や半月ではなく三日月形ですね。形が鋭さを連想させるからでしょうか…。月光仮面、三日月天狗、忍者部隊月光…他にも何かあったような気がしますが思い出せません。

・今月も 25日が 待ち遠し
多田さんは現役世代なんですね、毎月25日が待ち遠しくも楽しいはずですね。さらには盆と正月も楽しいですよね。私にもかってはそんな時代がありましたね。

by あおによし (2014-10-15 19:00) 

あおによし

福寿草さん、今月もご投稿ありがとうございました。

・月おぼろ 今宵会う人 みな美人
確かにそうかも知れませんね、うまく表現できませんが月明かりは色白で大まかに彫り深く見せてくれますよね、月明かりは最高の美容師かも知れませんね。

・月明かり 五感溶かして 露天風呂
五感溶かして…う~ん、想像できそうでできない高尚な川柳ですね。月明かりと露天風で何となく風流を感じさせますね。五感を溶かして後に残るのは第六感でしょうか?

・月光に 恋し一夜の 花開く
これも毎度のごとく、福寿草さんの年齢不詳を思わせる川柳ですね、妖しくも美しいロマンスを感じさせますが…。

by あおによし (2014-10-15 19:25) 

あおによし

横田さん、今月も超大量のご投稿ありがとうございました。どのようなお題に対しても泉のごとく湧き出すのですね。

・我が日記 いつの間にやら 月報へ
月報でも立派なものだと思いますよ。私としてもできることなら、今日は何を食べたか、誰に会ったか、何処へ行ったか、何をしたかぐらいは毎日記録したいところですが…。

・故郷に 月遅れ行事で 懐かしさ
月遅れ…旧暦ですね。七夕祭り、盆踊りなどでしょうか?伝統を頑なに守り通すのは並大抵ではないと思いますが、季節感もあり懐かしさ帰郷した時の懐かしさを感じられて良いですよね。

・観月と 洒落てはみたが 酩酊し
とても良いですね、酩酊するための月見って、とても贅沢で洒落ていると思います。憧れますね、その川柳の風景に…。

by あおによし (2014-10-15 19:45) 

あすかくらし川柳かんりにん

岸さん、ご投稿ありがとうございました。ほゞ2ヶ月遅れのコメントでごめんなさいね。

・満月で 停電の夜 会話して
月明かりでの会話、とてもロマンチックですね。電気などなかった太古の昔は、恋人たちが月明かりや星明かりを浴びながら、語り合っていたんでしょうね。

・節電は スーパームーンで エコライフ
私もスーパームーンの下、懐中電灯を持たず愛犬と散歩しましたが、月明かりで動く2つの影を見ていると、エコライフというより金では買えないロハスを感じましたね。

・お月見に 豊麗線が 浮き上がり
豊麗線・・・、広辞苑に意味が載っていませんでしたが、グーグルにありました。豊麗なので別の部分を想像していましたが、思わず私も鏡の前に立ってしまいましたよ。

by あすかくらし川柳かんりにん (2014-10-30 18:01) 

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