あすか倶楽部 くらし川柳 お題“ 水 ” [2013/8]

平成25年8月のお題は“ 水 ”です
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※利根川上流 奈良俣ダム(群馬県)

 
   ・水道水 しばらく流すも お湯のまま
 
   ・気がかりは 早明浦(さめうら)ダムの 貯水率
 
   ・ドット柄 夏の定番 涼しげに
 
   ・いつからか 水を飲んでも 肥える我
 
   ・人生を 水の流れに 喩えつつ 
 
                        多田 滋子
 

 
   ・水枕 熱帯夜にも 使えるね
*
   ・水を断ち 根張り頑張れ コシヒカリ
* 
   ・あら不思議 水より安い ガソリンが
   ・洪水後 ゆらりと旅する 水葵
*
   ・バラの花 焼いて砕いて 水揚げる 
*
   ・水玉の ネクタイ締めて 国会へ
*
   ・水飲むな スパルタコーチ リタイアす  
*
   ・久しぶり 水着のベルト 二段バラ
*
   ・水風呂で 居眠りしたら 風邪ひいた
*
   ・井戸水で 冷やしたスイカ 食べたいな
* 
   ・打ち水に 戯んだ子犬 今は親
* 
   ・水引の 結びきり解く 迷いつつ
                 
                                     26期  岸 宣忠
 

   
 
   ・水しぶき はしゃぐ子供に 親疲れ
 
   ・朝顔に 水やり寝坊 許されず
 
   ・故郷の 西瓜タライで 行水し
 
   ・大波に 水着さらわれ じぇじぇじぇなる
 
   ・熱中症 水分補給と ビール飲み
 
   ・一年中 水分足らず ドライアイ
 
   ・涼求め 川床料理 京の旅
 
   ・猛暑日は 金魚羨む 水の中
 
   ・水琴窟 胸に染み入る 癒しの音(ね)
 
   ・故郷の 水面(みなも)を覆う 蝉時雨
 
   ・水たまり 不思議の国の ドア隠し
 
   ・トキメキに 水を与える 枯れぬよう
 
   ・ミズスマシ みごと沈まぬ 処世術
 
   ・意地があり 水に流せぬ 事もある
 
   ・とどまらぬ 水の流れに 無情知る
 
                        福寿そう
 

  
     ・誘い水 その流し目に じぇじぇじぇのじぇ
*
   ・水割りの グラス越しにも 見えるウソ
*
   ・美女水着 夜も寝られず バルセロナ
*
   ・差し水を 入れて醒ませよ その二人
*
   ・熟れ頃が 食べ頃ですよ 水蜜桃
*
   ・水臭い 程の仲が ちょうどいい
*
   ・噴水の 勢いほしい 蛇口あり
*
   ・水難の 相あり浅瀬で 遊ぶ恋
*
   ・淡水に 潜む若鮎 釣る年増
*
   ・切れ長の 行水姿 目を細め
*
   ・滝行の 襦袢姿に 水鉄砲
*
   ・水玉の 後姿に ついふらり
*
   ・水彩画 色香感じず 水墨画
*
   ・日中の 一衣帯水 我が家にも
*
   ・覆水と 妻も盆には 帰りません
*
   ・水揚げと 聞いて羨む 白寿かな
*
   ・卒寿でも 枯山水ほど 涸れもせず
*
   ・洪水の 如くLINEや メール来る
*
   ・節水に 不足はビール 飲む盛夏
*
   ・お前もか 水先案内 カルテルを
*
   ・経口の 補水液だよ 閉口す
*
   ・帰省する 孫のためなら ウォシュレット
*
                                              幸山 常男 
 

 
    ・残業を 水増ししたのに 手取り減る
 
                                            33期:坂本豊

 
   ・雨水の 一滴からなる 大河かな
 
   ・外交は 水面下にて 成果なる
 
   ・鼻水も 今となっては 懐かしい
 
   ・この水は 何処より来りて 民憂う
 
   ・渇水期 遠慮しつつも 花に水
 
   ・この夏は 命の水が 気にかかる
 
   ・空仰ぎ 天の恵みよ 雨水よ
 
   ・浴衣着て 夏はヤッパリ 氷水
 
   ・聖水を たたえて満る 五十鈴川
 
   ・この水を 飲んで元気に 富士の山
 
   ・川底の 石も輝く 清水にて
 
   ・痴話げんか 水に流すは 日々のこと
 
   ・ダム枯渇 水門下げて 雨を待つ
 
   ・青春は 水平線に 夢を見る
 
   ・熱中症 水分こまめに 補おう
 
   ・麗人は 水仙の様な 心持つ
 
   ・水田で 風のなびき 爽やかに
 
   ・カタコトと 水車の音は 今昔
 
   ・この景色 水彩画にて 残します
 
   ・旅に出て 水晶みやげに 妻のもと
 
   ・水道水 今はボトルの 水を飲む
 
   ・登校に 水筒持参で 安全に
 
   ・国防は 水際でとめ 国守る
 
   ・断水に 天水桶に 水満たす
 
                                横田 光彦 

   ・水不足 それでも涸れぬ 下水道
 
   ・雨水に 手を合わせたい ダムの底
 
   ・水よりも 安いガソリン なぜ騒ぐ
 
   ・年寄りの 冷や水さえも 讃え合い
 
   ・打ち水も 気休め程度 シュンと消え
 
   ・ボウフラは 生き血吸うまで 泥水で
 
   ・名水の ボトルつかえば 味も良し
 
   ・水増しと 水澄しでは おおちがい
 
   ・水たまり 意外やいがい 深い穴
 
   ・夏なのに 雪解け水は 流れ来ぬ
 
                        田中 慶篤
 
 
 

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コメント 6

あすかくらし川柳かんりにん

横田さん、今月も洪水のごとく大量のご投稿ありがとうございました。

・雨水の 一滴からなる 大河かな
先月、森林保全ボランティアで利根川の源流を見てきました。人が造ったダムの上流には雨水の一滴、一滴を自然に溜めておく緑のダムのはたらきが重要なんですね。

・痴話げんか 水に流すは 日々のこと
水に流せる程度の痴話げんかであれば、「雨降って地固まる」って言うのも大げさ過ぎますかね。

・麗人は 水仙のような 心持つ
う〜ん、水仙の花言葉は「うぬぼれ、自己愛、エゴイズム」なんですけどね。それに水仙にはかなり強い毒が有るんですよね、見た目と違い、麗人もまた然りということなんでしょうか?

by あすかくらし川柳かんりにん (2013-08-11 10:31) 

あすかくらし川柳かんりにん

坂本さん、今月もご投稿ありがとうございました。もうすっかり常連の域ですね。

・残業を 水増ししたのに 手取り減る
そういうことって良くありますよね。でも、世のため人のためになっていると思うのですが…。

by あすかくらし川柳かんりにん (2013-08-11 10:47) 

あすかくらし川柳かんりにん

幸山さん、今月も色っぽい川柳をたくさんにありがとうございました。あすか倶楽部の男性諸氏のにんまりした顔が浮かんできそうですね、どの句にコメントを入れて良いのか迷いに迷い当たり障りのない句を三つ選ばせて頂きました。

・切れ長の 行水姿 目を細め
切れ長の行水姿ですか…、何となく雨月物語の世界を連想しますね。目を細めていたのは行水をしている女性ですか?それともそれを眺めていた幸山さんでしょうか?

・水玉の 後姿に ついふらり
夏の夕方、水玉模様の浴衣姿は、昭和の時代を連想させられますね、朝顔市や風鈴市、ほうおずき市で見かけるような情景ですね。

・覆水と 妻も盆には 帰りません
う~ん、参りました。諺どおりの句なのか、はたまた別の意味合いもあるのか…、これ以上のコメントは控えた方が読者の想像力がかきたてられそうですね。

by あすかくらし川柳かんりにん (2013-08-12 20:43) 

あすかくらし川柳かんりにん

福寿草さん、今月も年齢不詳の「じぇじぇじぇ」なるご投稿ありがとうございました。

・故郷の 水面(みなも)を覆う 蝉時雨
何となく掛け軸の墨絵や藤沢周平の時代小説を連想させる句ですね、故郷・水面(みなも)・蝉時雨の組み合わせが良い響を持ち、それぞれの故郷を持つ人々に共感を与える望郷の川柳ですね。

・トキメキに 水を与える 枯れぬよう
トキメキ…、青春とまでは言わぬまでも、とても心の若さを彷彿させる言葉ですね、毎朝アサガオに水を与えるように、異性にトキメキ、自然の美しさにトキメキ、感動にトキメク日々でありたいと思いますね。

・意地があり 水に流せぬ 事もある
そうですね、水に流せぬ事ってありますよね、でも無理にさらっと流さなくても、テレサ・テンの「時の流れに身をまかせ」ではありませんが、長い年月の中で時が自然に流してくれるのではないでしょうか…。

by あすかくらし川柳かんりにん (2013-08-14 03:37) 

あすかくらし川柳かんりにん

岸さん、今月も味わい深くも私には難解な川柳もまじえたご投稿ありがとうございました。

・水を断ち 根張り頑張れ コシヒカリ
コシヒカリはある時期水を断ったりと水管理が難しいんですね、私の思い込みかも知れませんがコシヒカリの聖地?である魚沼産コシヒカリは、腰まで沼に使って稲作作業をしている写真を見たことがありましたが、コシヒカリに限らず、コメ作りは簡単ではないですね。今まで以上にお百姓さんが作ったお米は一粒たりとも無駄にはできないと改めて思いました。

・洪水後 ゆらりと旅する 水葵
「ゆらり旅する 水葵」…、一見美しさも感じられますが、水辺に生息するこの花が洪水で根こそぎ洗われ、流されていく悲しい様を詠われたものと思われます。水葵は「雨久花」とも併記されていますね、なぜか花言葉は前途洋々なんですね、だから流されていてもあまり心配するには及ばないかも…。

・打ち水に 戯んだ子犬 今は親
いわゆるドッグイヤーですね、私も愛犬を飼い同じ経験をしました。娘の年より若かった子犬が、いつの間にか娘の親である私よりも早く年老いて行く様は残酷そのものですね。「犬と私の10の約束」の映画や本も良かったですね。でも人間も人生の折り返し点に達すると、ドッグイヤーを思わせるほど年月の早さを感じますね。


by あすかくらし川柳かんりにん (2013-08-15 22:43) 

あすかくらし川柳かんりにん

多田さん、今月もご投稿ありがとうございました。もうすっかり定着し、押しも押されぬ常連になられましたね。

・水道水 しばらく流すも お湯のまま
自然の太陽熱温水器のようですね、日本列島全域の40℃前後の気温が続いていますが、これを逆手にとって新エネルギーを生み出せないですかね。我が家では朝のウオーキングの後で、昨夜の風呂湯を追いだきも必要としないぐらい温かいので重宝していますよ。

・人生を 水の流れに 喩えつつ
“行く川の流れは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮かぶ…、”人生は鴨長明の方丈記の世界そのものですね。また美空ひばりさんが歌った「川の流れのように」や“ミラボー橋の下をセーヌ川が流れ われらの恋が流れる…”で始まるアポリネールの詩「ミラボー橋」も内容的には同じだと思います。

by あすかくらし川柳かんりにん (2013-08-18 10:15) 

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